【日本認知症グループホーム協会】 河﨑会長 年末のご挨拶

 平成28年12月28日

会 員 各 位

                          公益社団法人
                          日本認知症グループホーム協会
                                  会長 河﨑 茂子

年末のご挨拶

 師走の候、平成28年も残すところあと僅かとなりました。全国の会員の皆さまにはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 
 振り返りますと、平成28年は4月の熊本地震、8月の台風第10号による災害と、全国各地で大規模災害が発生した年でもありました。熊本地震および台風第10号の被災者の皆さまには心よりお見舞い申し上げますとともに、1日も早い生活再建と被災地の復興をお祈り申し上げます。また、会員の皆さまには、応援職員の派遣、支援物資、義援金等、温かいご支援、ご協力を賜り、誠にありがとうございました。改めて感謝申し上げます。

    さて、新しい年は平成30年度介護報酬改定に向けた本格的な議論が始まります。本日開催されました社会保障審議会 介護給付費分科会では、「平成28年度介護事業経営概況調査」の結果が報告されました。この報告では、平成27年度介護報酬改定後の認知症グループホームの平均収支差率は2.5%(税引後)、収支差額は月額139千円と極めて厳しい経営状況が数字の上でも明らかとなりました(※詳細は協会ホームページ「厚生労働省等関係新着情報等一覧」参照)。

    当協会では、既にこの12月26日に厚生労働省老健局認知症施策推進室の宮腰奏子室長に面会し、「平成30年度介護報酬改定に関する要望書」を提出。「認知症グループホームの基本報酬の増額」など6項目について要望しています(※詳細は協会ホームページ「トピックス」参照)。

    国の厳しい財政状況の中で次期介護報酬改定は厳しい闘いになることが予想されます。協会は認知症グループホームが真に生き残っていくために、会員の皆さまと力を合わせながら、この難局を乗り越えていく覚悟です。今後とも当協会の活動にご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

    会員の皆さまのご健勝をお祈りし、よき新玉の年をお迎えくださいますよう祈念申し上げ、年末のご挨拶といたします。